刺繍糸を紡いで染める会
綿の手紡ぎを体験したのち、手紡ぎに近い紡績原理で紡がれるガラ紡糸を染める体験します。クローブでほのかなベージュ色とグレーを染めます。
糸紡ぎ
スピンドルや紡ぎ車を使って糸紡ぎを体験していただきます。世界中の様々な種類の綿の他、小さな布研究所で今季に収穫した綿もお使いいただける予定です。うまい/下手は関係なく、ワタが糸になる工程を体験していただきながら、いろいろなお話しができればと思います。
染色に使用する糸
インドでスパイスとして有名なクローブを使用します。丁子の名でも有名ですね。日本では、この染め方法を「香染(こうぞめ)」といい平安時代から主に僧衣を染めていたそうで、その色は「木闌色(もくらんじき)」とも呼ばれていたようです。
煮出すとスパイシー(?)な香りがあたり一面に充満し、身も心も清められる気がしてきます。ある程度煮出してから糸を入れ、ほのかな黄色味のあるベージュ色を染めます。助剤等含め全て天然由来のものを使用し安全な方法で染色します。
当日は同じ染料で違う媒染剤を使用してグレー色も染める予定です。
染色に使用する糸
染めに使用する糸は、インドオーガニックコットンのオリジナルガラ紡糸を使用します。ガラ紡機は、明治時代に信州の発明家・臥雲辰致によってつくられました。手紡ぎに近い紡績原理で紡がれるその糸味は肌なじみが良く、人間がもともと営んでいた染め織りのプロセスに調和します。
今回は刺繍にも耐えうるように強撚加工した糸を使用します。愛姫さんに試してもらい、刺繍にも使えるとの報告をいただきました。(市販の紡績糸に比べると強度は落ちると思います。)
会名 刺繍糸を紡いで染める会
日時 2023年11月25日(土) 午前11時〜午後3時
会場 愛姫さん自宅件工房
内容 糸紡ぎ体験・染め(丁子)
講習料 5,000円(税込)
材料費 2,000円(税込)
定員 10名
それでは当日お楽しみに!
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